東中野心理相談室では新型コロナウイルス感染防止策の一環として、飛沫感染防止のため、ソファとソファの間のテーブルの上に透明ボードを設置しております。本日はこの透明ボードの工夫について、いくつかご紹介したいと思います。
1.透明ボードは塩化ビニール製 飛沫感染防止のために、人と人との間に透明ボードを設置する際使われている素材は、アクリルボードが主流となっております。しかし東中野心理相談室では、塩化ビニール製のボードを使用しております。塩化ビニール製のボードはアクリルボードより若干透明度が落ちるのですが、アクリルボードより軽くて柔らかい素材となっております。
この素材を選択した理由は、次の通りです。
ソファの場合、ある程度ボードの高さを保つ必要があります。しかしアクリルボードだと重さで倒れる可能性があるため、少しでも軽い素材として塩化ビニールボードを選択しました。しかし塩化ビニールボードは柔らかい素材であるが故、たゆみやすい難点がありました。この難点を解決するため、ボードの両脇を細いアルミ板で補強することで、ボードがたゆまず真直ぐに立つことが出来ております。
透明ボードを設置した4月にはまだこのようなボードの設置があまりなされていなかったため、どのように設置するか日曜大工店の方と試行錯誤しながら、この設計をいたしました。お蔭で早い段階で透明ボードを設置することが出来、5月連休明けに相談室を再開室することが出来ました。
相談に乗っていただいた日曜大工店の方には、今でも感謝しております。
それから東中野心理相談室では、小さなお子様とご一緒に来室されるお母様がいらっしゃいます。お母様がお話ししている間、お子様にはお傍で遊んでいただいておりますが、その際、何かのはずみで透明ボードが倒れてお子様にぶつかるようなことも考えられます。万が一そのようなことが起きても、柔らかな素材ならこぶなどの怪我が起きにくいだろうということから、今回この素材を選択しました。
ちなみにこれまでまだ一度も、ボードが倒れるようなことは起きておりませんので、ご安心ください。またお子様は、ボード越しに見えるカウンセラーを興味深そうに眺めたり、ボード越しにお子様の手にカウンセラーの手を合わせると喜んだり、ボードの存在に興味津々のご様子です。
2.透明ボードへの装飾 飛沫感染防止のために透明ボードを設置し始めた当初は、相談にいらっしゃる方とカウンセラーとの間がボードで隔たれた印象を与えたり、事務的で殺風景な印象を与える雰囲気がありました。そこでこの雰囲気を少しでも緩和するために、掲載写真のように透明ボードの上部に葉っぱの装飾を飾り、横の補強板に葉っぱの模様のマスキングテープを貼ってみました。
ほんの小さな工夫ですが、殺風景な雰囲気が少しだけれど和らいたように思います。ご相談にいらっしゃる皆様にもこの装飾は、おおむね好評を得ております。
以上、本日は飛沫感染防止のために設置している透明ボードの工夫について、お伝えいたしました。東中野心理相談室ではこの他、手指消毒・マスク着用・換気(とそれに伴う寒さ対策)・アルコール消毒など各種新型コロナウイルス感染症対策を行い、感染リスクの低減に努めております。引き続き様々な情報を収集しながら、感染防止に努めたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
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